2016年10月6日
こんにちは!
秋になり学生の方は大会や練習試合が重なり多忙な日々が続きますね!
先週から下肢の痛みを訴えて来院される学生が増えてきています!
そこで今回も学生に多く出るスポーツ障害について載せていきます。
「有痛性外脛骨」(ゆうつうせいがいけいこつ)
足首の内側を構成する舟状骨にできる過剰な骨で、そこに痛みが出る疾患です。
通常みられない内くるぶしの下方のあたりに骨の出っ張りがみられるのが特徴です。
運動量の多い学生や若年者を中心に約5人に1人の割合で見られるスポーツ障害です。
症状の多くは捻挫をきっかけとして足首の内側に痛みが起きます。時には原因もなく痛みが出ることもあります。
主な原因のひとつとしては靴による圧迫や靴のサイズが合わないことが挙げられます。
靴のサイズが小さくて圧迫されることはもちろんですが、靴のサイズが大きくて靴の中で足が動いてしまうような不安定な状態でも無駄な負担がかかってしまい痛みを誘因してしまいます。
また、靴のサイズが合っていても足の横幅に問題があることもあります。横幅に合わせて靴を選ぶと、サイズが合わなくなってしまうのでそこでも問題が生じてきます。
外脛骨で痛みを訴える学生は靴のサイズや横幅が合っておらず、そのまま練習をしてしまい自分の足に合った靴を選択できていない学生がほとんどです!
この問題を解決するために当院では靴の選び方や中敷き(インソール)を作成して足が靴の中で動くのを防いで、痛みを下げる治療をしています。
自宅で出来る予防としてはストレッチがとても有効です!
特に足首の内側に付く後脛骨筋の柔軟性が低下すると痛みが発症しやすくなります。なのでふくらはぎや太ももの裏側の筋肉をしっかりとストレッチすることで柔軟性を保ち、ケガのリスクを下げる事にもつながります。
基本的には痛みがあれば運動の停止をして安静にする事で痛みはなくなりますが、それでもなかなか痛みが取れなくてお困りの方いましたら一度当院にお越しください!😊