2016年10月21日
おはようございます😊
柿の収穫は最盛期を迎え、農家の皆様はお忙しい日々をお過ごしと思います!
最近は外傷の患者さんが増えており、先週当院では骨折の患者さんが来院されました。
骨折名は橈骨遠位端部骨折(コーレス骨折)といいます。
この骨折は小児〜高齢者の幅広い年代に発生する骨折です。
誰にでも起こりかねない骨折なので紹介したいと思います!
今回来られた患者さんは高所での作業中に転落し、手をひらついた際に受傷されました。
この骨折は前腕の親指側にある橈骨(とうこつ)という骨に衝撃が加わり折れてしまう骨折です。
転倒して身体を支えようと手のひらをつき、発生する事が多いです。
症状は骨折部の変形・腫れ・痛み・機能障害がみられます。
・変形は手関節の横幅が広くなっていたり、側面から見るとフォークの様な形をしています。
・腫れは時間が経つと肘〜指まで、または腕全体に現れる事があります。
・痛みは他の骨折ほど強くはありませんが、骨折部分を押すとはっきりとした痛みが出てきます。
・機能障害は手で物を握ったり、とくに第1指と第2指が使いにくくなります。
転倒して手をついてしまい上記のような症状に当てはまる事があれば、コーレス骨折の疑いが考えられます。
当院では骨折部の変形が見られたので整復をし、受傷して数時間でしたので再転位しないようにギプスで固定を施しました。
固定後は固まって拘縮を起こさないために指の運動や動かせる関節は患者自身に動かしてもらうよう指導します!
約4〜5週間で骨がくっつくので経過を見ていくため当院で治療を続けていきます!
当院、外傷の治療には力を入れておりますのでお困りの方いましたら是非お越しください😊